西鉄バス二豊の岩屋線の廃止が決定しました。

平成14年1月9日付の読売新聞京築版によると、

〜西鉄バス二豊の路線、豊前市が4月から運行へ〜

「豊前市地域バス路線対策協議会は、1月8日、2002年度から現行の西鉄バス二豊の路線を廃止し、市が独自にバスを運行する方針を決定した。
国・県の補助金打切り等により市の補助金が新年度は約3100万円に達する見込みとなったため対応を協議していたもの。車両は5台のマイクロバス(新規購入2台を含む)を使用し、年間経費は約1953万円と試算している。」

また、同日付の毎日新聞京築版によると、

〜「二豊」赤字路線撤退へ、豊前市直営バス4月から運行〜

「補助金が得られなければ撤退するという西鉄バス二豊の方針を受け、協議会は全会一致で市直営への転換を決定した。
バスの運転は豊前市シルバー人材センターに委託を予定。路線・便数は当面は現状を維持。運賃は現行の6割程度。 将来的には増便、三毛門地区への路線延長も検討するとしている。」

平成14年2月5日付の読売新聞京築版によると、

〜豊前市営バス運賃は100〜500円〜

「豊前市地域バス路線対策協は4日、市営バスの運賃を100〜500円(100円刻み)とする方針を決定した。例えば、八屋〜求菩提資料館間は片道500円となり、現行より80円安くなる。
なお、西鉄バス二豊の路線と競合する八屋〜角田間では、市営バスのほうが安くなる。
割引料金については、通勤通学定期券のほか、高齢者・身障者を対象とした制度も予定している。
豊前市では、この料金体系での運行を国・県に届け出る方針。」

平成14年2月19日付の読売新聞京築版によると、

〜市営バスは白ナンバー〜

「市職員がダイヤ作成や停留所管理の業務に直接関与することで経費を節約する。新規購入の2台を含む計6台(愛称は「ゆずちゃん号」)の15〜34人乗りマイクロバスを使用。一部は学童保育児童等の送迎などもして多目的運用を図る。現在日祝日運休の2路線も日祝日運行する。
市民からはJRのダイヤに合わせて欲しいなどの声も寄せられている。」

平成14年3月9日更新の豊前市ホームページによると、

〜4月1日、市営バススタート。愛称が決まりました〜

 

岩屋線は「くぼてん号」「シャクナゲ号」。 轟線は「ゆずちゃん号」。
轟線は「ゆずちゃん号」。 櫛狩屋線は「青空号」

(管理人註。路線図も掲載されているが、一部停留所の名称が変更される模様。)

千束→千束郵便局前。 下小路→黒土郵便局前。 松江→松江駅前。角田→角田郵便局前。
横武→横武公民館前。 合原→合岩小学校前。

 

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 (参照)  〜豊前市ホームページ所収〜  「豊前市地域バス路線対策協議会における協議結果について

 

 

豊前市が独自でバスを運営できる根拠は、道路運送法80条に由来します(=いわゆる80条バス)。

同条には、「自家用自動車は、有償で運送の用に供してはならない。
但し、災害のため緊急を要するとき、
または、公共の福祉を確保する為止むを得ない場合であって運輸大臣の許可を受けた時はこの限りではない。」と規定されています。

この「または」以降の部分が今回の場合に該当します。
例えば役場のマイクロバス等の自家用自動車が使用できるので、当然白ナンバー車での運行が可能となり、

よって、運転者も第2種免許を受けている者である必要はありません。 
従って、運行や管理、また、車両や運転者の確保が容易になるという利点があります。

なお、規制緩和をめぐる過疎バスの今後の在り方については、
加藤博和氏が「東海3県の路線バス情報のページ」所収の「新・過疎バス概論」で詳しく論述されておられます。
当方からもリンクさせて頂いておりますので、こちらも是非御覧下さい。

 

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